実は異体字セレクタに対応済のWindows 7
- Author
- tomo
- Authorised Time
- 2009-12-02 23:03:27+09:00
- Category
- 調査批評
Windows Vistaの時点で既に、Opentype Feature Tagに対応したフォント『メイリオ』等と同タグを受け付ける同時期以降のOffice等アプリケーションの組み合わせで、文字鏡的なフォント使い分けに頼らずに包摂された字形の違いを表現することは出来ていた。 しかしこの方法ではプレーンテキストデータでは包摂された字形の違いを表現できず、従ってファイル名やフォルダ名、漢字変換辞書登録などでは折角の字形バリエーションを使いこなせなかった。
そこでUnicode上の文字データとして異体字選択子を定義し、プレーンテキストの段階で包摂された字形の違いを区別出来る様に異体字セレクタが定義され、それを利用して日本語の漢字の字形バリエーションがひとまとまり、Adobeによって提案されていたのはそこそこ前の話。 しかし実装が中々追い付いていなかった。
ところがWindows 7では標準添付のメモ帳や適当なサードパーティのテキストエディタでいとも容易く異体字セレクタの恩恵を受ける事ができる。 これがその実例。 ここではテキストエディタにAlpha version 0.7.5.16 alphaを使っているが、gdi++は併用していない。 勿論、OSに標準添付のメモ帳でも同様に字形の違いを表現できている。
因みにこの表示例では現時点まで非公開の拙作フォント『BiotroniqueJP』を用いているが、代わりに標準搭載のフォント『メイリオ』を使うと字形違いを表現しない。 どうやらメイリオ、折角Opentype Feature Tag対応の為に異体字の字形データを持っていながら、異体字セレクタには非対応らしい。 ちょっぴり残念。
因みに、IE8も非対応、他の主要なブラウザも非対応。 これも残念。